■ 講座の方針と特徴 ■

東洋医学理論を活用してからだのバランス状態を判別し、「体質」の鑑定につなげ、治療に活かしたり養生法を考えたりする手段を、「体質を読む」という意味から、「読体術」と名付けました。「読体術」では、陰陽概念を基本に、寒・熱/虚・実、さらには気・熱/血・津液と考えを発展させ、それらを複合的にとらえる手段を提唱しています。
 本講座では、毎回実症例をあげ、「読体術」の視点を活かして患者の様子や主訴の病態を気・熱・血・津液の軸を切り口に分析把握し、その情報を寒熱/虚実の概念に落とし込むことで、患者の中で一体何が起きているのか、病態の把握、治療のとり組みをご参加の皆様と一緒に考えます。
 患者や病態把握に向けた同じ切り口で、生薬や処方の作用や特徴を理解することで、把握した病態解決に、方剤を道具として扱う治療姿勢を手に入れます。
その過程で、気・熱・血・津液の生理機能の理解、その過不足・停滞に特有の疾患傾向や身体・外見の特徴、生活養生のポイント、関連の深い処方の構成と特性について理解を
めます。これらの基礎的な内容は、書籍『症例でわかる東洋医学「読体術」8つの体質と漢方薬活用』にまとめています。事前に目を通して基本概念を理解しておくことができ
す。この書籍を講座の基本テキストといたします。
 書籍の記述内容や視点を実症例で体験することで、「読体術」の視点で取り組む実践治療のノウハウを身につけ、漢方治療の技術とセンスを磨く「道場」と位置づけ、「漢方達人」を目指します。
最終回では、講座で手に入れた「読体術」のセンスから見えてくる「これさえあれば漢方達人」の「極意」を「免許皆伝」します。