生薬便秘薬(しょうやくべんぴやく)

※生薬だけでできた便秘薬で、漢方処方ではありません

便秘によるぽっこりお腹

野菜中心だった食生活が肉類中心に変化してきていることから、繊維不足などにより大人から子供まで便秘に悩む方が増えています。また多忙な現代人は、忙しくてなかなかトイレに行けない、運動不足で腸管の動きが悪くなる、ストレスや緊張などの精神的負担があるなど、日々便秘の原因にさらされています。共働きの女性では、朝は家族の食事や洗濯、そして自分の出勤と便意があっても我慢せざるを得ない状況で排便のがまん癖がついてしまい、習慣性の便秘になってしまうケースがよくあります。

 

生薬便秘薬は、便の排泄を高めるダイオウ、センナ、アロエ、腸管の運動を整えるシャクヤク、キジツ、コウボクにガジュツ、カンゾウを配合した8種類の生薬が含まれています。ダイオウ、センナは民間薬としても広く知られた生薬ですが、家庭で栽培されていることも多いアロエも下剤としての効果を持つ生薬で、蘆薈(ろかい)という生薬名も付いています。

 

この3種類の生薬は直接的な下剤であり、長期連用していると効きが鈍くなったり、排便時に腹痛が起こったりすることもあります。そこで、腸管の痙攣を取り除くシャクヤク、気の巡りを良くして腸管の運動を調節するキジツ、コウボク、また、胃腸に良いガジュツやシャクヤクと協力して腹痛を和らげるカンゾウを配合することにより、お腹の痛みなどを予防することができます。生薬便秘薬は、直接的に便を排泄する生薬に、腸管の運動を高めて間接的に排便を促す生薬をプラスした、服用しやすい便秘薬です。

便秘にはどのような種類があるのでしょうか

便秘には、大きく分けて3つの種類があります。便秘の種類と、それぞれ注意すべき点は次のようになっています。

●直腸性便秘(ちょくちょうせいべんぴ)

便による直腸への刺激で便意は起こりますが、それを我慢していると刺激に対する反射が弱くなり、便が直腸内に溜まっていても便意が起こらなくなってしまい、便秘になってしまいます。このタイプの便秘は仕事が忙しくてトイレに行くことが出来ない方などによく起こります。便意があったらすぐにトイレに行くようにすることが大切です。

●弛緩性便秘(しかんせいべんぴ)

腸の動きが悪くなって便をなかなか押し出すことが出来ないタイプで、固くて大きな便が出ることが特徴です。繊維の多い食事を心がけ、果物やヨーグルトを食べるようにすると良いでしょう。

●痙攣性便秘(けいれんせいべんぴ)

腸が痙攣していて便の通過が悪くなるタイプで、コロコロした小さい便(ウサギの糞状)や細い便が出るのが特徴です。精神的なストレスなどが原因となることもあります。弛緩性便秘の場合とは逆に、繊維が少なく消化の良い食事をするようにします。ストレスを解消することも必要です。

以上、どのタイプの便秘にも使えるのが生薬便秘薬です。

どのようなことに気をつけたらよいのでしょうか

食事をとる時間がまちまちであったり、食事内容に偏りがあると、便秘が起こりやすくなります。特に朝食抜きの生活は便秘の大きな原因になります。朝起きてから朝食をとることで腸管の動きが刺激され、スムーズに排便することができます。朝食をとり、ゆっくりと排便できるように、朝はゆとりを持って起きるようにしたいものです。

ダイエットで食べる量が減ると便の材料も不足しがちとなり、便秘が起こります。激しい食事制限などの無理なダイエットは控えるようにしましょう。運動をするようにすれば腹筋も付き、楽に排便できるようになります。足の裏をたたいて、便秘のツボを刺激するのも効果的です。

▲ このページのトップへ