■ 講座の方針 ■
実践を入り口に基礎に迫ります。外来で新患と向き合うときの流れのように、まず提示される実際の症例を題材に、症候や病態をどの様にとらえるか弁証の基本から学び、そこで展開している病態生理を把握します。それに関連する処方群を取りあげて解説します。実際に症例に用いた方剤、治療経過を提示して、意義を検討します。
「症例分析から弁証法、病態認識、処方理解、基礎理論」までご提供する包括的な扱いになりますから、全ての要素を具に丁寧に解説することは物理的に無理ですので、その視点に不慣れな方には難しく感じられるかもしれませんが、それをきっかけに鵜呑みで覚える姿勢ではなく「なぜ」の意識を持って臨床に臨む姿勢を習得して戴けると考えています。それが東洋医学の神髄です。その分、詳細が不十分になりますが、関西系統中医学講座で腰を据えて詳細な知識を手に入れて戴こうと考えています。
関連処方は、共通する作用や構成の特徴等で類似処方として複数をとりまとめ、時間的に口頭では扱えないものも、処方解説として資料提供します。
各回異なる処方を取り上げつつ、アルファベット26文字をもじって全26回にわたり、匙倶楽部製品を含めた全てのエキス製剤を網羅して解説します。
各回は、繰り返しのない一回限りのセミナーとなります。
(同内容の「エキス漢方ZtoA in名古屋」を後追い的に名古屋で隔月開催しております。そちらで過去分と同等の内容を御受講戴けます。ただし、現在開催延期中です。詳細は弊社HPに掲載のご案内をご参照ください。)